近畿産業信用組合の元職員(渉外係)による普通預金の着服・流用事件です。
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近畿産業信用組合不祥事件(平成29年2月24日プレスリリース)
茨木支店にて発覚した事件
- 発生店舗:茨木支店
- 発覚日:平成27年9月4日
- 事故者:元職員(27歳男性、渉外係)
- 発生期間:平成28年2月~平成28年12月(10ヶ月)
- 事故金額:累計事故金額 543万円
- 顧客先数:不明
- 事件の手口:元職員が、定期積金への掛金入金分の現金を、証書上に集金の記録を行いながらそのまま集金現金を着服する方法や普通預金の残高を定期預金へ振替するように依頼し、通帳と出金伝票を預りするも、定期預金の入金伝票は預からずに、顧客に手続内容や授受物件の内容を説明しないまま、普通預金の出金の依頼を受けたものとして「受取書」を発行し、普通預金より出金した現金を着服する方法を繰り返し行う
- 顧客への対応:被害に遭われた顧客に対して、事実関係を説明のうえ、謝罪し、被害金全額を弁済。被害額は元職員の親族より全額弁済により全額回収済み
生野支店支店にて発覚した事件
- 発生店舗:生野支店
- 発覚日:平成27年9月4日
- 事故者:元職員(25歳男性、渉外係)
- 発生期間:平成28年12月~平成29年1月(2ヶ月)
- 事故金額:累計事故金額 809万円
- 顧客先数:不明
- 事件の手口:元職員が、依頼を受けた普通預金口座や定期預金口座への入金の受付に際して、通帳や入金伝票、現金などを預かるも、通帳のみ記帳のために預かったものとして「受取書」を発行し、各口座への入金は行わずに預かった現金を着服
- 顧客への対応:被害に遭われた顧客に対して、事実関係を説明のうえ、謝罪し、被害金全額を弁済。被害額は元職員の親族より全額弁済により全額回収済み
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元職員は、懲戒解雇処分
元職員はともに平成29年2月21日付で懲戒解雇処分になりました。